それいゆ高山市の事件、30代の男性が関与? [事件事故]
岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」で死亡、負傷事故が多発していることから、事件ではないかという疑いもあって、捜査が行われています。
そして、30代男性の元職員が、この事故に関与していたということがわかっており、「この男性が事件の犯人ではないか」という声まで上がってきました。
現時点での情報を整理したいと思います。
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事故が起きている「それいゆ」は岐阜県高山市にある介護老人保健施設で、正式には「医療法人 同仁会 介護老人保健施設それいゆ」という名称です。
実は「それいゆ」という名前の施設は全国にいくつかあり、例えば宮崎県都城市には「住宅型有料老人ホーム ソレイユ」というのがあったりします。この「ソレイユ」というのは「太陽」という意味があり、様々な施設で人気のある名前です。
さて、事故が起きている岐阜県高山市の「それいゆ」ですが、介護老人保健施設という施設です。これは、在宅と病院の間に位置づけられています。この施設には「入居」をして、介護や医療を受けながらゆくゆくは自宅に戻ることを想定してリハビリを行います。
(医療法人 同仁会 介護老人保健施設それいゆ ホームページより)
ちなみに「医療法人 同仁会」は複数の老人介護サービス施設を運営しており、「それいゆ」という名称の施設も複数あります。
……結構ありますね。
今回事故が起きたのは「介護福祉保健施設 それいゆ」ですが、具体的にどんな事故かというと、入居している複数のご老人が、怪我をしたり、その怪我がもとでお亡くなりになったというものです。17日間で5件、立て続けに起きています。
新聞の取材によれば、
とのこと。
多くの場合、倒れるなどで骨折をしている、あるいは打撲をしている状態です。
また、いずれも居室で倒れているところを発見されており、事故が起きた瞬間というのは目撃されていないようです。
……だから「事件」の可能性もあるとみられているのですね。
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今回の連続事故に見舞われたお年寄りには共通点がありました。
それは、とある30代男性職員(現在は退職)が担当していた、というのです。
この30代男性職員は、最後の事故が起きた後の8月17日付けで退職し、ANN(テレビ朝日系のニュースネットワーク)の取材に対して「騒ぎになって、精神的にきつくなっている」と語っています。
ネットでは、この30代男性の元職員を「犯人」と決めつけるような書き方をしている記事もありますが、現時点では「それいゆ」で起きた連続事故はまだ事件として確定もしていませんので、こういった断定はまだ時期尚早です。
ちなみに、この男性の元職員は、「それいゆ」では約一年の勤務期間だったということですが、それ以前にも別の施設で働いていたそうです。「それいゆ」退職後の現在は、求職中と思われます。
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今回の事故は、起きた瞬間の目撃者がおらず、仮に「事件」だとすると、施設内の者の犯行だろうだと推理されています。
事故の捜査は警察におまかせするとして、こういう老人介護施設での事故を少しでも減らすためには、どういうことが必要でしょうか?
今回の件に関して、「居室に防犯カメラを設置すべき」という意見も目にします。
ただ、集中治療室のような生命の監視も、刑務所のような犯罪の監視も、老人介護の現場には合いません。特に、帰宅して在宅介護を受けるためにリハビリしている入居者に対してはプライバシーを十分に確保することも大切です。
居室に防犯カメラを設置するかどうかは、慎重に議論する必要があると、管理人は考えています。カードキーなどを使った、介護職員の入退室管理をするのも、プライバシーを保ちつつ、いざ事故が発生した時に、職員がどこにいるかを把握するためのひとつの手ではないかと思ってもいます。
以上です。
実例でわかる 介護老人保健施設 利用の手引き
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そして、30代男性の元職員が、この事故に関与していたということがわかっており、「この男性が事件の犯人ではないか」という声まで上がってきました。
現時点での情報を整理したいと思います。
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それいゆ(高山市)で不審な事故
事故が起きている「それいゆ」は岐阜県高山市にある介護老人保健施設で、正式には「医療法人 同仁会 介護老人保健施設それいゆ」という名称です。
実は「それいゆ」という名前の施設は全国にいくつかあり、例えば宮崎県都城市には「住宅型有料老人ホーム ソレイユ」というのがあったりします。この「ソレイユ」というのは「太陽」という意味があり、様々な施設で人気のある名前です。
さて、事故が起きている岐阜県高山市の「それいゆ」ですが、介護老人保健施設という施設です。これは、在宅と病院の間に位置づけられています。この施設には「入居」をして、介護や医療を受けながらゆくゆくは自宅に戻ることを想定してリハビリを行います。
介護老人保健施設は病院と在宅の間にある在宅復帰を支援する施設です。 利用される方の尊厳を守り、安全に配慮しながら生活機能の維持、向上を目指し、必要なリハビリを提供します。 また、病院や居宅介護支援事業所などの機関、家族、地域と協力し、安心して自立した在宅生活を送れるよう支援します。
(医療法人 同仁会 介護老人保健施設それいゆ ホームページより)
ちなみに「医療法人 同仁会」は複数の老人介護サービス施設を運営しており、「それいゆ」という名称の施設も複数あります。
- 小規模多機能型居宅介護 シャロン・ド・それいゆ
- ケアプランセンター それいゆ
- 介護福祉保健施設 それいゆ
- それいゆ 訪問看護ステーション
- ヘルパーステーション それいゆ
- ショートステイ それいゆ
- 病児保育室 プティ それいゆ
- りあん・ど それいゆ (小規模多機能施設)
……結構ありますね。
今回事故が起きたのは「介護福祉保健施設 それいゆ」ですが、具体的にどんな事故かというと、入居している複数のご老人が、怪我をしたり、その怪我がもとでお亡くなりになったというものです。17日間で5件、立て続けに起きています。
新聞の取材によれば、
- 2017年7月31日に80歳の男性が食べ物をのどに詰まらせて倒れ、死亡
- 8月6日に93歳女性が頭を強打し、翌日死亡
- 8月12日に87歳女性が肋骨を骨折して嘔吐し、翌日死亡
- 8月15日に91歳女性が肋骨骨折で病院に入院
- 8月16日に80代くらいの女性が胸にあざが見つかり病院に入院、
とのこと。
多くの場合、倒れるなどで骨折をしている、あるいは打撲をしている状態です。
また、いずれも居室で倒れているところを発見されており、事故が起きた瞬間というのは目撃されていないようです。
……だから「事件」の可能性もあるとみられているのですね。
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30代男性の元職員が関与と疑われているが?
今回の連続事故に見舞われたお年寄りには共通点がありました。
それは、とある30代男性職員(現在は退職)が担当していた、というのです。
この30代男性職員は、最後の事故が起きた後の8月17日付けで退職し、ANN(テレビ朝日系のニュースネットワーク)の取材に対して「騒ぎになって、精神的にきつくなっている」と語っています。
ネットでは、この30代男性の元職員を「犯人」と決めつけるような書き方をしている記事もありますが、現時点では「それいゆ」で起きた連続事故はまだ事件として確定もしていませんので、こういった断定はまだ時期尚早です。
ちなみに、この男性の元職員は、「それいゆ」では約一年の勤務期間だったということですが、それ以前にも別の施設で働いていたそうです。「それいゆ」退職後の現在は、求職中と思われます。
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安全とプライバシー確保の狭間で
今回の事故は、起きた瞬間の目撃者がおらず、仮に「事件」だとすると、施設内の者の犯行だろうだと推理されています。
事故の捜査は警察におまかせするとして、こういう老人介護施設での事故を少しでも減らすためには、どういうことが必要でしょうか?
今回の件に関して、「居室に防犯カメラを設置すべき」という意見も目にします。
ただ、集中治療室のような生命の監視も、刑務所のような犯罪の監視も、老人介護の現場には合いません。特に、帰宅して在宅介護を受けるためにリハビリしている入居者に対してはプライバシーを十分に確保することも大切です。
居室に防犯カメラを設置するかどうかは、慎重に議論する必要があると、管理人は考えています。カードキーなどを使った、介護職員の入退室管理をするのも、プライバシーを保ちつつ、いざ事故が発生した時に、職員がどこにいるかを把握するためのひとつの手ではないかと思ってもいます。
以上です。
実例でわかる 介護老人保健施設 利用の手引き
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