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一万円のマスクがMERS予防に人気らしい [MERS]

韓国で猛威をふるっているMERS、その予防策として一万円のマスクに注文が殺到しているそうです。

そのマスクとは
愛知県豊橋市のメッシュ製造業「くればぁ」の「ピッタリッチというものです。






特徴としては
・7~8層のフィルターを重ねて細菌やウイルス、細かい粒子の侵入を防ぐ
・内側に涼感ガーゼを使い夏でも快適に使える
・暑い夏でも汗を吸い、息苦しくない
洗って再利用が可能
といったことが挙げられます。



MERSは現在、韓国では「四次感染」まで起きているという報道もあり、また死者も10名に達しており不安が広がっています。

このブログでも何度も取り上げていますが、実はMERSがどういう仕組みで感染するのかが、まだはっきりしていません。

患者との接触や、痰やつば、体液への接触を避けることが重要であり、
・マスクの着用
・手袋の着用
・手洗いの励行
をするようにと、日本の厚生労働省でも呼びかけています。

ただ、夏は暑いから、できればマスクはしたくないですよね。

そこで注目されているのが、このピッタリッチのようです。






やはり韓国での売れ行きがすごいらしく、
小売店で入手できない個人客が豊橋へ直接買い付けていくこともあるそうです。

また、韓国へ行く予定のある日本人、中国人にも注文が広がっており、
「くればぁ」中河原毅(つよし)専務は

マスクは冬のもので夏にはつらい。快適なら高くても買いたいと思うほど、感染への不安が広がっているのではないか

と語っています。

このマスクによる予防効果で、MERSが速く収束することを願う管理人でした。

(関連記事)
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日本でMERS感染者が表れたときの対応、市民の対策は? [MERS]

韓国で感染が広がっているMERS(中東呼吸器症候群)の感染者が日本で確認された時の対応策が、厚生労働省から発表されました。


中東呼吸器症候群(MERS)の国内発生時の対応について(PDFです)
韓国で発生している中東呼吸器症候群(MERS)への検疫対応について(PDFです)






韓国内でのMERS感染者は、ほとんどが二次感染、三次感染によるものです。
もし日本でMERSの患者が確認された場合、患者の搬送中の二次感染を防ぐため、原則として発生した都道府県内で病院で治療を完結させる方針になりました。
各都道府県で対応する医療機関は、「第2種感染症指定医療機関」というものです。
病室も、空気が外に漏れない特別仕様か、「病室の空気を外気と十分入れ替えできる個室」でも可能とのことです。

また、日本でMERS感染者が確認された場合、「濃厚接触者」と呼ばれる人も、健康観察並びに外出の自粛を求められます。

「濃厚接触者」とは、具体的には
患者と同居している家族
・必要な感染予防対策なしで、患者の診察、搬送、処置などを行った医療関係者
・患者の痰などの体液・分泌物(汗を除く)に必要な感染予防策なしに触った者
・手で触れたり、対面で会話することが可能な距離(目安として2メートル以内)で、必要な感染予防策なしに患者と接触した者
ということです。

ここで大事なのが、「必要な感染予防策」という点ですが、具体的には
◎手指衛生を行う
◎手袋
◎サージカルマスク(又は N95 マスク)
○眼の防護具(フェイスシールドやゴーグル)
○ガウンを装着する

ということで、◎の項目は絶対に必要、○の項目は2メートル以内に近づかない、等のリスクが少ない状況では必須ではないとされています。

ここに書かれているとおり、
もし、仮に日本でMERS感染者が確認された場合、私たちができる対策としては
・手洗い
・マスクの着用
がとても重要だといえますね。

また、健康観察は具体的には一日二回の検温、咳、痰、体のだるさ、などの症状がないかの確認ということです。

韓国ではついに死者が10人になり、また妊婦の感染が確認されていたりと、厳しい状態のようですが、日本では感染がないように、しっかり対策をしていきたいものです。

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韓国で感染拡大中のMERSの最新情報、診断方法など [MERS]

MERSが韓国内で感染拡大しています! 2015年6月10日時点での最新情報では、
感染が確認されている患者数が100名を突破、死者は9名となっています。

時事通信の記事によれば、新たにMERSの感染が確認された13名中、
死者2名を含む10名がソウルの大型病院「サムスンソウル病院」で感染、残り3人も別の病院で感染しており、病院外での感染確認はまだないようです。

この韓国内での感染拡大に関しては、死者が出ている一方、早い段階でMERSと診断され、治療を受けて退院した医師もいます。






では実際、MERSに感染したかどうか、どうやって診断するのでしょうか?

日本の国立感染症研究所によれば
まず第一段階として、“調査中の患者”という診断をします。

(1) 急性呼吸器症候群を呈している者(38度以上の発熱と咳を伴うこともある)、かつ (2) 臨床的または放射線学的に実質性肺病変(例:肺炎またはAcute Respiratory Distress Syndrome (ARDS))が疑われる、かつ (3) 新種のコロナウイルス感染が最近報告された地域、または伝播が起こり得る地域(*)に渡航または居住していた、かつ (4) 地域の市中肺炎診療ガイドラインに基づいて実施された検査結果を含め、他の感染症または他の病因で説明できない。

(管理人注:1~4の全部に当てはまっていること)

次に「調査中の患者」に対して、他の病原体(細菌、インフルエンザウィルス、RSウィルスなど)に感染されていないか確認すると同時に、MERSコロナウイルスの感染かどうかを「検査診断」により確認します。

患者よりMERSコロナウイルスが見つかった場合は、MERSに感染したという確定診断がなされます。なお、MERSコロナウィルスを発見するためのより迅速な検査手法が現在も開発中だそうです。

退院した医師のインタビューによれば、治療自体は通常の呼吸器症候群と同じで、抗生剤を注射し、発熱の際にはそれに応じた治療をするということのようです。

むやみに恐れる必要はないですが、
先日の記事「感染症MERSの疑問…潜伏期間、症状、致死率、予防(更新情報あり)」にも書いたように、手洗い、うがい、マスク着用など、基本的な感染症対策をして予防に努めたいと思います。

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MERS(マーズ:中東呼吸器症候群)が韓国で発生し、二名の死者が出るなど、対応で混乱が生じています。

(6/10 追記あります)

このMERS、日本にはまだ上陸していないようですが、
隣の韓国では三次感染者もいることから、対岸の火事とは思えません。ここで、基本的なことについて、押さえておきたいと思います。





MERSとは、どんな感染症?
コロナウイルス」というウイルスによる感染症です。
コロナウイルスというと以前SERS(サーズ:重症急性呼吸器症候群)が中国で発生しましたが、SERSのウィルスとMERSのウィルスは別のものです
厚生労働省より)


MERSに感染した時の潜伏期間は?
潜伏期間は感染してから発症するまでの期間のことですが、
MERSの場合、2.5日~14日とされています。ただし、2013年6月27日のWHO勧告では、潜伏期間は不確定であるとして、より長い期間の観察も必要と医療機関に求めています。
(Wikipedia「MERSコロナウイルス」)


MERSに感染するとどんな症状がおきるの?
発熱(38℃以上)、咳、息切れ、下痢などが現れます。
厚生労働省より)


MERSの致死率は? 危険な病気なの?
韓国中央日報の記事によると、中東では致死率40%と、SERSや鳥インフルエンザと比べて高い数字です。韓国の場合、2015年6月2日時点で感染者が25名に対し、死者が2名(57歳女性、71歳男性)います。
韓国に入ったMERS、変種の可能性」(中央日報)
MERS、初の死者=三次感染者も-韓国」(時事通信)


MERSはどうやって予防するの?
MERSの感染経路は正確にはわかっていません。
中東では、ヒトコブラクダからMERSウィルスが発見された例があり、ラクダとの接触も感染源の一つと考えられます。

韓国の場合は、院内感染が起きています。中東から帰国した最初の感染者(68歳男性)から二次感染が発生し、そのうちの二人が死亡しています。さらに、二次感染して入院した患者(40歳男性)から二人が感染(=三次感染)していることもわかっています。

この感染症に対するワクチンなどはなく、一般的な感染症予防の方法が厚生労働省のホームページで公開されています。それによると

・石鹸と流水で手をしっかり洗う
加熱していない肉や不衛生な状況で用意された食品の摂取を避ける
果実や野菜は摂取する前に洗う
農場の動物、家きん、野生動物に不用意に接触しない
感染が広がっている地域では不用意に人と接触しない
咳エチケット(咳やくしゃみをする時はティッシュペーパーで口と鼻を覆い、使用したティッシュペーパーはごみ箱に捨て、手を洗う)
マスクの着用

そして、

・発熱、咳などの症状がある場合には、入国時に検疫所に相談する。また、帰国してから2週間以内に、発熱、咳などの症状が現れた場合には、医療機関を受診し、必ず渡航先を伝えてください
厚生労働省検疫所

(6/10追記)
もし、帰国後14日以内に発熱があって心配な場合は、まず「保健所に電話をして相談する」というステップを踏んだほうが良いようです。仮に感染していた場合、不用意に外出すると感染を拡大する恐れがあります。保健所に電話をすると、隔離処置などをとれる医療機関を紹介してもらえます。

日本では幸いなことに、まだ感染の確認はありませんが、
MERS感染者を乗せたアシアナ航空機がセントレアに着陸していた
という事件もあることから、今後も予断を許さない状態であることは間違いありません。

これからも状況を注意して見守っていきます。

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