川島なお美さんが9月24日、肝内胆管がんでお亡くなりになりました。
54歳でした。


川島なお美さんというと、管理人はやっぱり「お笑いマンガ道場」を思い出します。


川島さんはつい先日、舞台降板の記者会見で激ヤセ姿で登場し体調を
心配されていました。「あまりにも早い」という悲しみの声が
多数挙がっています。

ここのところ、芸能人のがんによる死去、あるいは手術のニュース
続いていますね。

黒木奈々さん(32歳) 胃がんで逝去
北斗晶さん(48歳) 乳がんで手術

また、数か月前になりますが
今井雅之さんも大腸がんでお亡くなりになりました。


あらためて、がんというのはどういう病気なのか、
調べてみました。







がんとはどういう病気か



国立がんセンターのホームページに解説がありますが、

遺伝子の変化で異常な状態になった細胞が増殖してしまい、
体のほかの部位にまで転移してしまった状態を「がん」といいます。

また、ここで大事なのは

遺伝子の変化はごく普通にあり、
また異常な状態の細胞も日常的に発生している、


ということです。

異常な細胞は日常的に発生するのですが、
健康な人の場合、体内で発生した異常な細胞を取り除いたりする働きがあり、
がんにはなりません。

病気としてのがんは、この体の働きがうまくいかなかったりすることで
がん細胞が増殖してしまう、という病気になります。

では、川島さんの死因となった肝内胆管がんの原因は?



肝内胆管がんとは、肝臓の中にある胆管にできたがんです。

肝臓というとやはり「お酒」との因果関係を疑ってしまいますが、

お酒を常に飲んでいる人は、肝臓が慢性的に炎症を起こしています。胆管は肝臓の中にありますので、アルコールの多飲は胆管がんに大きな影響を与えるんです
(おんが病院の杉町圭蔵院長 www.news-postseven.com/archives/20140327_248356.html より)

と、やはり無関係とはいえないようですね。

川島さんといえば「私の血はワインでできている」という
名言を残すほどのワイン好きでした。

なぜ、川島さんは抗がん剤を使わなかったのか



川島さんは2014年に手術を受けた後、
ご本人の希望で、抗がん剤を使った治療はしなかったそうです。

国立がんセンターの資料によると、
胆管がんで治る可能性のある治療方法は手術だけだそうです。

ただし、肝臓などにもメスを入れるため、
かなり難しい手術になるそうです。

手術以外にも抗がん剤を使った治療の場合、
完全に治ること期待できないようなので、
症状の緩和が目的ということになりますね。

胆管がんに使われる抗がん剤は、強い副作用はないとされていますが、
吐き気、倦怠感、食欲不振などがよく見られるそうです。

川島さんは、このような副作用で、
女優の仕事に支障が出るのを嫌ったようですね。

なお、胆管がんには放射線治療もありますが、
こちらも川島さんは選択しませんでした。

川島さんのとった代替治療



川島さんは抗がん剤、放射線治療をせず、代替治療をしたと
報じられています。

『ごしんじょう療法』という純金製の棒で、
患部や体全体をさすったり、押さえたりするものだそうです。
気の力で病気の根源となる邪気を取り除いてました
(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150926-00000006-nksports-ent)

まあこの療法では川島なお美さんを救えなかったわけですが、
見方を変えると川島さんは自分が死に向かっていることを
理解したうえでQOL(クオリティーオブライフ)
をとったと思います。

がんセンターでも「補完代替療法(ほかんだいたいりょうほう)」という
ページを作って解説をしていますが、積極的に勧める民間療法は
なさそうですね。


あなた自身に問いかけてみましょう

○この補完代替医療は、自分に合っていると思えるか。

 ・ この補完代替医療は、心地よいものか。

 ・ この補完代替医療の施行時間は、長すぎないか。

 ・ この補完代替医療を行うのに、通院距離は遠くないか。

 ・ この補完代替医療を行うのに、予約は簡単に取れるか。

 ・ この補完代替医療を行うのに、お金がかかりすぎないか。

○補完代替医療を受ける場所やスタッフに不快な気分を感じなかったか。

○補完代替医療の専門家は、標準的ながんの治療をサポートしてくれるか。
(厚生労働省がん研究助成金「がんの代替療法の科学的検証と臨床応用に関する研究班」編集 「がんの補完代替医療ガイドブック」第2版より一部改変)

ブログ記事や、行きつけのお店の店員さんの証言を見ると、
ワインを飲むことはなくても、香りを楽しむなどして、
とても明るい様子だったそうです。

舞台降坂の会見でも、二の腕を出したワンピースで、
「大丈夫、元気よ」と気丈な姿を見せていました。

女優として、命を全うしたと感じました。
川島なお美さんに、心から哀悼の意を表します。

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