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ワンピースのネタバレ最新情報サイトが違法確定で逮捕 [事件事故]

よくあるマンガのネタバレサイト、運営者が検挙される事態になりました。

沖縄県在住の上原暢容疑者(30)らが著作権法違反の容疑で逮捕されました。

テレビ朝日のニュース映像を見ると上原容疑者は「ジャンプネタバレまとめ速報」というサイトを運営していたようです。

典型的な「まとめサイト」「ネタバレサイト」ですね。ニュースでは「広告収入」となっていますが、アドセンスやアソシエイトで稼いでいたと思われます。

収入は約7,400万円だったと報じられており、かなりのアクセスがあったサイトですね。

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ワンピースのネタバレサイトは数あれど


今回逮捕された上原容疑者は「ワンピース」などジャンプ系のマンガのネタバレを扱っていたようです。

実際、ネタバレサイトって結構な数ありますよね。

「ワンピース ネタバレ」で検索すればすぐに出てきますものね。

今回問題になったのは、あらすじとともにマンガのコマを掲載していたからのようです。

マンガのコマを切り取った画像を掲載するのは、著作権的にはどうなるかというと、「引用と認められる場合」を除いて、必ず著作権の保有者に許諾を得る必要があります。

ちょっと横道にそれますが、マンガのコマを「いじって」(改変して)掲載するのは著作権だけでなく、著作者人格権を侵害していることになるようです。吹き出しの中の言葉を変えちゃうやつとかですね。

さて、引用と認められるのはどんな場合かなんですが、文化庁に「正当な範囲内」の基準が書かれています。

- 他人の著作物を引用する必然性があること。
- かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
- 自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
- 出所の明示がなされていること。

(「著作物が自由に使える場合|文化庁」より)

例えば、マンガコラムニストの夏目房之介さんが、漫画の評論文の中で「このコマで使われている表現はこうで」みたいな感じで出すのは「正当な範囲」といえます。

検挙されたサイトの場合、単にあらすじを書き、それに合わせてコマを切りとって画像として掲載しているので、これはアウトです。

ニュースでは「漫画発売前に掲載した」という書き方をしていますが、一部のコマを抜き取っているので、著作権だけでなく著作者人格権も侵害していると判断されるかもしれません。

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ワンピースのネタバレって需要あるの?


管理人は「そもそも『ワンピースのネタバレ』なんて需要あるの?」と素朴に思ってました。だってジャンプ買えば済む話じゃないですか。

何らかの事情で買いにいけない人が見るんでしょうね……

そして、発行元の集英社が激おこなのは間違いないですが、今回摘発されたのは、見せしめ的な、あるいは他サイトに対する警告の要素もかなりあるでしょうね。

当サイトでは、コマの引用は滅多にしません。このあたりかなり濃いグレーなのはわかってましたからね。

書くとしたら「感想」になると思います。その中でどうしても内容に触れる必要もあるでしょうが、それは単なるトレースではなく、説明の範囲で書いていくつもりです。

……というわけで、これはかなりめんどくさいので、まあ触れないですね。

ネタバレサイトを作っている方は、気を付けましょうね。
以上です。

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マンガの深読み、大人読み(夏目房之介)



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