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韓国で感染拡大中のMERSの最新情報、診断方法など [MERS]

MERSが韓国内で感染拡大しています! 2015年6月10日時点での最新情報では、
感染が確認されている患者数が100名を突破、死者は9名となっています。

時事通信の記事によれば、新たにMERSの感染が確認された13名中、
死者2名を含む10名がソウルの大型病院「サムスンソウル病院」で感染、残り3人も別の病院で感染しており、病院外での感染確認はまだないようです。

この韓国内での感染拡大に関しては、死者が出ている一方、早い段階でMERSと診断され、治療を受けて退院した医師もいます。






では実際、MERSに感染したかどうか、どうやって診断するのでしょうか?

日本の国立感染症研究所によれば
まず第一段階として、“調査中の患者”という診断をします。

(1) 急性呼吸器症候群を呈している者(38度以上の発熱と咳を伴うこともある)、かつ (2) 臨床的または放射線学的に実質性肺病変(例:肺炎またはAcute Respiratory Distress Syndrome (ARDS))が疑われる、かつ (3) 新種のコロナウイルス感染が最近報告された地域、または伝播が起こり得る地域(*)に渡航または居住していた、かつ (4) 地域の市中肺炎診療ガイドラインに基づいて実施された検査結果を含め、他の感染症または他の病因で説明できない。

(管理人注:1~4の全部に当てはまっていること)

次に「調査中の患者」に対して、他の病原体(細菌、インフルエンザウィルス、RSウィルスなど)に感染されていないか確認すると同時に、MERSコロナウイルスの感染かどうかを「検査診断」により確認します。

患者よりMERSコロナウイルスが見つかった場合は、MERSに感染したという確定診断がなされます。なお、MERSコロナウィルスを発見するためのより迅速な検査手法が現在も開発中だそうです。

退院した医師のインタビューによれば、治療自体は通常の呼吸器症候群と同じで、抗生剤を注射し、発熱の際にはそれに応じた治療をするということのようです。

むやみに恐れる必要はないですが、
先日の記事「感染症MERSの疑問…潜伏期間、症状、致死率、予防(更新情報あり)」にも書いたように、手洗い、うがい、マスク着用など、基本的な感染症対策をして予防に努めたいと思います。

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