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合気柔術の師範、15秒でKOされる。 [スポーツ]

大円和流・合気柔術師範の渡邉剛さんが、異種格闘技戦に出場し、15秒でノックアウトされてしまいました。






この試合は「巌流島Staging tournament 公開検証2」という大会で、公式ホームページ(http://ganryujima.fightlabo.com/)によれば、

「巌流島」はファンや格闘家、有識者がオープンな議論を尽くし、新たな格闘技ルールを 構築・検証していく実験イベントです。


だそうです。かなりストイックなイベントのようですね。

渡邉剛さんは今年還暦だそうで、大円和流・合気柔術は40歳から高名な武術家に習い、修行を積んで合気の極意を身につけました。そして実は、今回の試合が何と初めての実践経験だったそうです。

試合前に渡邉さんはインタビューに応じ、

今度ご覧になればわかるけど、例えば腕一本取ってヒザか何かでどこかを押さえてた場合、もしくは私が手で一点を押さえた場合、絶対動けなくなりますから。
ただここで圧倒的な勝ち方したらねえ、自然と呼び出されることになるのかなあ。
そういう世界とは違う世界があるよ”っていうことも、私の技術を通して示すことができれば、いいんじゃないかなと思います。
私がそのモードに入って、くわってやると、拳は何倍もの拳になって、ぐわーって押し寄せてきますから。その瞬間ね、怖いですから。相手がこうやってよける時は、怖さを感じてる時ですよ。そういう所を逆に見てほしいくらいなんですよ。
私の領域に来た時には、入った時には、彼は私の領域の中で、虜にさせられてると思って下さい。

と、かなりの自信を見せていました。

ph03.jpg


これに対して対戦相手の中島大志さんは

対戦相手は達人ということですが、全然信じていない達人なんていないところを証明したい。思いっきり殴りにいきます

と宣言。ちなみに中島さんは、29歳で相撲がバックボーンにある格闘家です。

実際の試合でも、有言実行で中島さんが開始15秒渡邉さんをKOしてしまいました。フックパンチ一発でした。

いやあ、なんというか、歳の差なのか、あるいは実戦経験が皆無だからだったのか、合気のモードに入れなかったのか……理由はいろいろ考えられますが、あまりにもあっさりと負けちゃいましたね。

管理人としては、40歳で合気を習い始め、60歳で試合に出るというところだけで、称賛の拍手を送りたいと思います。あと、ほかの古式柔術、あるいは合気の方の参戦も期待したいところですね。

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